スペイン語の未来形と「ir a+不定詞」の違い
どちらもこれからのことを表しますが、ir a + 不定詞は予定や、今の様子から見てすぐ起こりそうなことに、未来形は先の予測や改まった言い方によく使います。
使い分けの表
| 未来形 | ir a + 不定詞 | |
|---|---|---|
| 意味 | 〜する・〜するだろう(未来) | 〜するつもりだ・〜しそうだ(近い未来) |
| よく使う場面 | 予測・約束・改まった文 | 予定・すぐ起こりそうなこと |
| 話し言葉 | やや少ない | よく使う |
| 推量 | 今の推量にも(Serán las tres) | 今の推量には使わない |
例文で比べる
○ = 自然 △ = 通じるが、その場面・文体には合わない × = 不自然・誤り
△
Mira esas nubes: lloverá.
あの雲を見て。雨が降りそうだ。
○
Mira esas nubes: va a llover.
あの雲を見て。雨が降りそうだ。
目の前の様子からすぐ起こりそうなことは、ir a + 不定詞がふつうです。
○
Ya serán las tres.
もう 3 時ごろだろう。
○
Ya van a ser las tres.
もうすぐ 3 時になる。
未来形は今の推量(3 時ごろだろう)、ir a は「もうすぐ 3 時になる」の意味になります。
○
Te llamaré mañana sin falta.
明日、必ず電話するね。
○
Te voy a llamar mañana sin falta.
明日、必ず電話するね。
どちらも言えます。約束の気持ちを強く出す時は、未来形もよく使います。
覚え方・注意点
- 話し言葉の予定は ir a + 不定詞がよく使われます(Este verano voy a viajar)。
- 未来形には「〜だろう」という今のことの推量の使い方もあります。
確認問題
( )に入れるのに、より自然なのはどちらでしょう。
問1
¡Cuidado! El vaso ( ).
- se caerá
- se va a caer
答えと解説
正解:2. se va a caer
目の前の様子から今にも落ちそうなので、「se va a caer」が自然です。
問2
¿Dónde está Juan? No sé, ( ) en el trabajo.
- va a estar
- estará
答えと解説
正解:2. estará
「仕事中だろう」と今のことを推量しているので、未来形の「estará」です。ir a は今のことの推量には使いません。
問3
Tiene muchas canas; ( ) unos sesenta años.
- tendrá
- va a tener
答えと解説
正解:1. tendrá
見た目から「60 歳くらいだろう」と今のことを推量しているので、未来形の「tendrá」です。
それぞれの文法の詳しい説明
- 直説法未来 規則活用の意味と使い方 〜する・〜するだろう(未来)
- 「ir a」+不定詞(〜するつもり・未来)の意味と使い方 〜するつもりだ・〜しそうだ(近い未来)