スペイン語の「si+直説法」と「si+接続法過去」の違い
どちらも「もし〜なら」ですが、si + 直説法現在は実際に起こりうる条件を、si + 接続法過去は今の事実に反することや起こりそうにない仮定を表します。
使い分けの表
| si + 直説法 | si + 接続法過去 | |
|---|---|---|
| 意味 | もし〜なら(実現しうる条件) | もし〜なら…だろうに(現在の事実に反する仮定) |
| 条件の種類 | 起こりうる | 事実に反する・起こりにくい |
| si の後ろ | 直説法現在 | 接続法過去 |
| 結果の側 | 未来・現在・命令 | 過去未来 |
例文で比べる
○ = 自然 △ = 通じるが、その場面・文体には合わない × = 不自然・誤り
○
Si tengo tiempo, te ayudo.
時間があれば手伝うよ。
○
Si tuviera tiempo, te ayudaría.
時間があれば手伝うのに。
直説法は時間ができるかもしれない時、接続法過去は実際には時間がない時の言い方です。
×
Si soy tú, no lo haría.
もし私が君なら、そうはしないだろう。
○
Si fuera tú, no lo haría.
もし私が君なら、そうはしないだろう。
「私が君なら」は事実に反する仮定なので、接続法過去です。
○
Si llueve mañana, cancelaremos la excursión.
明日雨が降ったら、遠足は中止にする。
×
Si lloviera mañana, cancelaremos la excursión.
明日雨が降ったら、遠足は中止にする。
結果が未来形(cancelaremos)なので、起こりうる条件の si + 直説法現在です。
覚え方・注意点
- 条件の si の後ろには、未来形・接続法現在・過去未来は使いません。
- これから先の起こりそうにないことを仮定する時にも、接続法過去を使います(Si ganara la lotería…)。
確認問題
( )に入れるのに、より自然なのはどちらでしょう。
問1
Si ( ) hambre, hay fruta en la nevera.
- tuvieras
- tienes
答えと解説
正解:2. tienes
実際にお腹が空いているかもしれない、という起こりうる条件なので「tienes」です。
問2
Si ( ) alas, volaría hasta tu casa.
- tengo
- tuviera
答えと解説
正解:2. tuviera
「翼があったら」は事実に反する仮定なので、接続法過去の「tuviera」です。
問3
Si ( ) pronto del trabajo, te llamaré.
- saliera
- salgo
答えと解説
正解:2. salgo
結果が未来形(llamaré)の起こりうる条件なので、直説法現在の「salgo」です。
それぞれの文法の詳しい説明
- 「si」+直説法(実現しうる条件)の意味と使い方 もし〜なら(実現しうる条件)
- 「si」+接続法過去, 過去未来(現在の事実に反する仮定)の意味と使い方 もし〜なら…だろうに(現在の事実に反する仮定)