スペイン語の「sin que+接続法」と「sin+不定詞」の違い
どちらも「〜せずに」を表しますが、sin + 不定詞は主語が同じ時、sin que + 接続法は主節と違う主語の動作の時に使います。
使い分けの表
| sin que + 接続法 | sin + 不定詞 | |
|---|---|---|
| 意味 | (誰かが)〜しないで・〜せずに | 〜せずに・〜しないで |
| 主語 | 主節と違う | 主節と同じ |
| 後ろの形 | que + 接続法 | 不定詞 |
| 例 | sin que nadie lo vea | sin decir nada |
例文で比べる
○ = 自然 △ = 通じるが、その場面・文体には合わない × = 不自然・誤り
×
Nos fuimos sin que dijéramos nada.
私たちは何も言わずに帰ってしまった。
○
Nos fuimos sin decir nada.
私たちは何も言わずに帰ってしまった。
帰ったのも言わなかったのも私たちで、主語が同じなので sin + 不定詞を使います。
○
Salí de casa sin que me vieran mis padres.
両親に見られずに家を出た。
△
Salí de casa sin verme mis padres.
両親に見られずに家を出た。
見る人(両親)と出た人(私)が違うので、ふつうは sin que + 接続法です。不定詞の後ろに主語を置く形は書き言葉的です。
覚え方・注意点
- sin que の後ろは、いつも接続法です。
- 主語が同じなら sin + 不定詞、違うなら sin que + 接続法という使い分けは、para と para que と同じです。
確認問題
( )に入れるのに、より自然なのはどちらでしょう。
問1
Entré en la habitación ( ) hacer ruido.
- sin
- sin que
答えと解説
正解:1. sin
入った人と音を立てなかった人が同じなので、sin + 不定詞の「sin」です。
問2
Mi hijo comió los dulces ( ) yo lo supiera.
- sin que
- sin
答えと解説
正解:1. sin que
食べた人(息子)と知らなかった人(私)が違うので「sin que」+接続法です。
問3
Terminó el examen ( ) mirar el reloj ni una vez.
- sin
- sin que
答えと解説
正解:1. sin
終えた人と時計を見なかった人が同じなので、不定詞と組む「sin」です。
それぞれの文法の詳しい説明
- 「sin que」+接続法の意味と使い方 (誰かが)〜しないで・〜せずに
- 「sin」+不定詞(〜せずに)の意味と使い方 〜せずに・〜しないで